シャー満太郎のブログ

シャー満太郎の「好き」を発信する独断と偏見的な押し付け型ブログ

北海道を自転車で旅した男の一日は、こんなんだよって話 第2話「移動編」

f:id:shermantaro:20190812221843p:plain

こんつは! シャー満太郎です。
 
さて、このシャー満太郎、十数年前になりますが、北海道を自転車で3ヶ月間旅したことがあります。
 
今回は前回の「起床~出発編」に引きつづき、「移動編」です。
 
ちなみに前回はこちらです↓
 
 
 

出発

f:id:shermantaro:20190814214559j:plain

いよいよキャンプ場を颯爽と出発し、きょう一日の始まりです。
 
北海道の草原を眺めつつ、若葉の匂いを嗅ぎ、小鳥のさえずりを聞きながら、軽快に走る。
 
音の出ない自転車の旅ならではですね。
 
さて、そんな軽快に走っていたシャー満太郎ですが、キャンプ場を出て2時間もすると腹が減ります。
 
早くも燃料切れですね。
 
10時の間食です。
 
大抵は北海道のご当地コンビニ「セイコーマート」にて買い物をします。
 
買うものはだいたい決まっていて、まずは北海道のご当地飲料「カツゲン」、そして「ビックコロッケパン」です。
 
このカツゲンは発酵乳系の飲み物で、味はカルピスやヤクルトに似た感じ。
 
とにかく甘いです!
 
このカツゲン、漢字で書くと活力の源「活源」となるそうで、まさに自転車を漕いでいたシャー満太郎のエナジードリンク、活力の源でした。
 
500ミリリットルのパックにストローを2本差し吸引力を倍増して、パックが潰れる勢いでゴンゴン飲みます。
 
さて、もうひとつのコロッケパンを選択した理由は、単純に重いからです。
重い=質量がある=腹持ちがいい、という具合ですね。
 
さて、10時の間食も終わり再び出発になります。
 
 

峠道はマイルール縛りで

f:id:shermantaro:20190814221636j:plain

 

順調に走っていたシャー満太郎ですが、前方に峠道が見えてきました。
 
朝に地図で確認していたので、うろたえません。
 
なんて嘘です、胃がきゅっと縮み上がり、ユウウツな気分です。
 
ちなみに坂を昇るときのマイルールがありまして、どんなに苦しくても自転車を押して歩きません。
 
「歩く」即ちそれは徒歩の旅であり、「自転車乗り」の旅に有らず、ということですね。
 
なんて、偉そうに言ってますが、旅の途中で出会った自転車乗りの受け売りです。
 
なので「ゼイゼイハアハア、あともう少し、あの電柱まで、ハアハア、もうダメ」なんて言いながら坂を漕ぎつづけ、限界が来るとバタッと倒れ休憩です。
 
漕いだら休み、休んだら漕ぐのを繰り返します。
 
そしてついに坂の頂上に到着! 次の瞬間、昇天! 
 
坂道が下り始めたときの解放感、自転車乗りのしか味わえないこのエク、エク、エクスタシ~!
 
ちょっと変な文章になってきたので、ここら辺で止めておきます。
 
 
 

お昼ご飯

f:id:shermantaro:20190814221420j:plain

お昼ご飯は、ルートの近くにご当地グルメがあれば、ご当地グルメを食べ、無ければセイコーマートで「でかまる」系のカップラーメンとお弁当、もしくはパンを食べます。
 
ご飯はたいていセイコーマートの駐車場で食べます。
 
駐車場の真ん中にドカンと座り食べていると迷惑なので、端っこの目立たないところで。
 
車止めが座るには丁度いい高さなんですよね。
 
それにコンクリートがポカポカ暖かく、酷使したケツをほぐしてくれます。
 
お昼中はスマホが無い時代なので、ツーリングマップルの地図を穴が開くほど眺めでました。
 
先のルートを見て、時間的に今日着くのかとか、違うルートのほうが面白そうだとか、あとは最後のページに載っているご当地グルメカタログを見てウットリしたりして、いだいたい一時間半ぐらい、たっぷり休憩を取ります。
 
 
 

スタンプが生きる証

f:id:shermantaro:20190814223310j:plain

 

さて、午後の走りです。
 
ルート近くに観光スポットがあれば、必ず寄ります。博物館なんて最高ですね。涼しいから。
 
しかしルートから1キロ以上離れていたら行きません。往復2キロと考えるとユウウツです。
 
途中、坂道があるかもしれませんし。
 
でも、多少無理してでも行くスポットがあります。
 
それは道の駅です! 
 
なぜかと言うと、夏に開催する「道の駅スタンプラリー」に参加していたからですね。
 
北海道の道の駅を巡り、専用の冊子にスタンプを押して、そのスタンプの数によって北海道の名産品がもらえるイベントなんですが、このシャー満太郎、夢中でした。
 
上の写真が実際に使用してたスタンプラリーの冊子です。
 
とくに名産品が欲しい! ってわけではなく、単純に道の駅オリジナルのスタンプが貯まるのがうれしいんですね。
 
「ほーここのスタンプは凝ってるなあ」とか「このスタンプかわいい!」とか評価したりして。
 
下の写真が実際に押したスタンプです。

f:id:shermantaro:20190814223515j:plain

 可愛いスタンプもあれば、リアルで精工なスタンプもあります。
 
とある道の駅では閉店後に着いてしまい、スタンプが押せず、悔しくてその道の駅の芝生スペースに宿泊。
 
翌日、開店と同時にスタンプを押すという執念深さでした。
 
今思うに、あの頃のシャー満太郎は、スタンプを押すことが、生きている証だったのかもしれません。
 
 
 

おやつタイム

f:id:shermantaro:20190814225702p:plain

 

そんな大好きな道の駅で、ペッタンペッタンしたり、観光地などを廻りつつ走っていると、もう15時のおやつタイムです。
 
おやつはみんな大好きヤマザキのコッペパンシリーズで決まりですね。
 
あの酸味に効いたイチゴジャムや濃厚なピーナッツバター、優しい甘さのつぶあんに、こってりとしたマーガリンが絡まり最高のハーモーニを紡ぎだします。
 
少し塩っけの効いたコッペパンが、さらに甘さを増幅させ、自転車乗りには最高のおやつと言っても過言ではありません。
 
それに安い!
 
そして、さらに甘々なご当地飲料「カツゲン」で流し込む幸せ。
 
体から流れる汗も甘くなったようで、ハチやらアブやらが大量に飛んで来そうですね。
 
そんな幸せな時間を過ごしたら、いよいよ本日も終盤、宿泊地に向けひた走ります。
 

自転車乗りのお風呂事情

f:id:shermantaro:20190814230348j:plain

ここで余談ですが、自転車旅のお風呂はどうしているかというと。
 
名湯などの温泉は観光スポットとして立ち寄りますが、通常は宿泊地の近くに入浴施設があるときのみ、お風呂に入ります。
 
なぜかと言うと、一旦入浴施設に入ると2時間は出ません。
 
せっかくなんで、ものすごくのんびりしてしまうんですね。
 
それに風呂に入るとグッタリして、何もする気が起きなくなるんですよ。
 
なので、お風呂に入ったらすぐに飯食って寝たいので、宿泊地の近くで入ります。
 
しかし宿泊地の近くに入浴施設があるという、都合のいい条件が毎日あるわけではないので、平均してお風呂に入るのは三日に一度のくらいでした。
 
このシャー満太郎、最高で七日間、風呂に入らなかったことがあります。
 
それぐらになると、匂いとか、かゆみとか分からなくなりますね。
 
なんか風呂に入らない自分が、強くなったような感覚すら覚えましたね。
 
周りからしたらいい迷惑です。
 
慣れって怖いですね。
 
 さて、また余談で申し訳ないのですが、お風呂ついでに衣類事情。
 
衣類は入浴施設に入ったときと、雨などでびしょ濡れになったとき以外は着替えません。
 
いくら汗かいても乾けばOK、着つづけます。
 
なぜかと言うと、めんどくさいから! 洗濯なんて! 時間かかるし!
 
最高で七日間、風呂に入らなかったときは、もちろんずっと同じ服です。
 
七日も着てると、もうシャツとかが皮膚と同化します。
 
ペッタリとくっついてしまいます。
 
皮膚の伸び縮みに合わせ、シャツも伸び縮みしますね。
 
もう第2の皮膚です。
 
体の一部なので、ぬぎたくない! って思ってしまいます。
 
慣れって怖いですね。
 
 
 

買い出し 

f:id:shermantaro:20190814231046p:plain

さて、宿泊地到着前にもうひと仕事、晩飯の買い出しです。
 
できるだけ軽くして走りたいので、晩の食料はその日の夕方に買います。
 
だいたいがスーパーや、ご当地コンビニのセイコーマートですね。
 
セイコーマートは生鮮食品も売っているので、大変助かります。
 
買った食料は後輪のサイドバックに入れます。
 
サイドバックはパッキングを取り外すことなく、バックの蓋を開けサッと品物を入れられるので便利ですね。
 
 
 

宿泊地に到着

f:id:shermantaro:20190814232739p:plain

 
いよいよ今日の宿泊地であるキャンプ場に到着です。
 
到着する時刻は、キャンプ場かライダーハウスなどの宿泊施設によって変わります。
 
キャンプの場合、宿泊の準備をする必要があるので、明るいうちに。
 
だいたい16時ぐらいまでには着きたいですね。
 
ライダーハウスなどの宿泊施設は、宿泊の準備がいらないので暗くなってもからでもOKです。
 
暗くなってもOKということは、長い時間走れる=距離を稼げる、ということです。
 
なので、よし! 明日は頑張るぞ!ってときは、本当にありがたい存在です。
 
今日もよく食った、いやよく走った一日でした。
 
それでは次回、最終話「夕食~就寝編」につづきます。

 

www.shermantaro.com

 

 

 

ランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします!

↓↓↓

にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村