シャー満太郎のブログ

シャー満太郎の「好き」を発信する独断と偏見的な押し付け型ブログ

タイの結婚式はこんなんだよって話 前編

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こんつは! シャー満太郎です。
 
唐突ですが、このシャー満太郎、数年前にタイ出身の女性と結婚いたしました。
 
結婚に至るまでの経緯は後日お話するとして、結婚式は日本ではなくタイでタイ式の結婚式で執り行いました。
 
今回はそのタイ式の結婚式がどのようなものだったかを、みなさんにお伝えいたします。
 
 
 

結婚式前日

 
結婚式は嫁っ子の実家で行うことになりました。
 
式の準備は、嫁っこのお母さんと嫁っ子にお任せしています。
 
タイで結婚式をする話しが急だったため、日本からの参加者は、新郎のシャー満太郎のみです。
 
嫁っ子は結婚が決まり、日本で7年勤めた仕事を辞め、結婚式の数ヶ月前にタイの実家に帰ってました。
 
なのでシャー満太郎のみ、日本からタイへ向け出発します。
 
結婚式は出発の次の日に、執り行うことになってます。
 
さて、嫁っ子のふるさとは、タイの東北地方「シーサケート」という町で、カンボジアと接する国境の町になります。

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嫁っ子の実家は代々、シーサケートで農業を営んでいます。
 
シーサケートには東京からだと、9~10時間ぐらいかかります。
 
まずは羽田から約5時間のフライトを経て、タイの首都バンコクへ。
 
そして国内線の飛行機に乗り換えて約1時間、東北地方の玄関口であるウボンラジャタニーに到着します。
 
さらにウボンラジャタニーから車に揺られること2時間、嫁っ子のふるさとシーサケートに到着です。
 
シャー満太郎は羽田からお昼ぐらいの便に乗り、シサーケートに着いたのは夜の9時ぐらいでした。
 
あたりはすっかり暗くなっていましたが、お父さん、お母さんを始め、嫁っ子のご兄弟、そして親戚の方々がシャー満太郎を待っていてくれました。
 
嫁っ子の家はタイ伝統の高床式家屋で、吹き抜けの1階が台所、2階が20畳ぐらいの広さがあってリビング兼寝室になります。

 

家の前は広い庭があり、いくつものテーブルや小上がり(タイ独特の家具で、畳敷きのベッド風長イス)が置かれていました。
 
その広い庭が、明日の式場になります。

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飾りつけされた式場
女性陣は吹き抜けの1階で、せっせと明日の結婚式に出す料理を作ってましたが、男性陣は庭のテーブルで酒をガブガブ飲み、かなり出来上がっていました(笑)。
 
話しによると、朝から飲んでたみたいですね(笑)。
 
タイの女性はとても働き者です。
 
うちの嫁っ子も日本でとてもよく働いて、妹さんの大学の学費を出し、お父さんにピックアップトラックまで買ってあげてました。
 
タイの女性は働き者の上に、家族思いなんですね。
 
ちなみにタイの男性は・・・家族思いでお酒が大好きです!
 
さてシャー満太郎は、日本からはのフライトで疲れていたため、夕飯をご馳走になったあと、早めに就寝させていただきました。
 
お借りした部屋は、実家に隣接した叔父さんの家で、新しく立て替えたばかりの新築です。
 
「暑さに慣れていない日本人は大変だろうから」という気遣いで、エアコンのある叔父さんの家に泊まることになりました。
 
その優しい気遣いに感謝しつつ、眠りにつきました。
 
 

結婚式当日

 
朝はまだ暗いうちに、雨の音で起きました。
 
ポタポタという雨ではありません、ザバーという台風のような大雨です。
 
「ああ、せっかくの結婚式なのに大雨か」
 
と、ガッカリしたのですが、朝日が差す頃にはカラッと青空が広がってました。
 
あとで知ったのですが、タイのこの地方では、夜中に雨が降っても日中はカラッと晴れてしまうそうです。
 
シャー満太郎が滞在した3日間もやはり、夜中に雨が降り、日中はカラッと晴れていました。
 
嫁っ子のお母さんは結婚式のあと、日本に一度来たことがあるのでですが、一日中降り続く雨にビックリしていました。
 
さて、いよいよ結婚式です。
 
朝起きて、豚肉の煮込みブッカケ飯をササっと食べ、結婚式の準備にとりかかります。
 
外では飾り付けや料理の準備で、親族の方々が大忙しです。
 
しかし、シャー満太郎はスーツに着替えたあとはやること無しです。
 
準備を手伝おうにも、言葉は分からないし、結婚式の要領もよくわからないので、嫁っ子のお父さんやお母さん、妹さんと目が合うたびにニコッと笑い、ご家族もニコッと返す、なんてことを繰り返してました。
 
するとドレスに着飾った嫁っ子の姿が現れたので、ドラマのように着飾った嫁っ子を見て、そのキレイさにワナワナしようと思ったのもつかの間、嫁っ子から
 
「早くパパの車に乗って」
 
と言われ、わけもわからず嫁っ子が買ってあげた、お父さんご自慢のピックアップトラックに乗りました。
 
「ああそうか、やっぱ日本でいう神社みたいなところに行って祈りを捧げるのだな」
 
なんて勝手に納得していると、車は国道の真っ直ぐな道に出て、5分も走らないうちに道のど真ん中に停車しました。
 
車から降りると、お父さんご自慢のピックアップトラックはギュルギュルとUターンして実家の方向へ。
 
あたりは見渡す限りの水田です。
 
そこには20人ほどのおじさん、おばさん集団が居て、なぜか拡声器がたくさん付いたリヤカーとエレキギターおよびパーカッション軍団が・・・。

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拡声器付きリアカー
 
「何が始まる!?」
 
と、オロオロしていると、その拡声器から
 
「ジャンジカジャンジャンジャ~ン!  ジャンジャカジャンジャンジャ~ン! ジャンジャン! ジャンジカジャンジャンジャ~ン!」
 
とエレキギターのカン高い爆音が!
 
そして待ってましたと、踊り出すおじさん、おばさん集団。
 
おお! っと身構えていると、お泊まりしている家の叔父さんがバースデイケーキのようなものを差し出し「持て」というような手振りを。
 
そしてその爆音を聞きつつバースデイケーキ的なものを持って、しばらく嫁っ子を待ってました。
 
これはパレード的な何か・・・一種のパレード的な・・・と思っていたのもつかの間、今度は嫁っ子の実家方面に「歩け」というような手振りをする叔父さん。
 
ええ! まだ嫁っ子が来ていませんが! 俺ひとりですか?!
 
と心の中で叫びつつ、わけもわからず左にいる叔父さんに習いバースデイケーキ的なものを前に掲げ、ジャンジャカ拡声器の爆音を背に、嫁っ子の実家の方にペタンペタンと歩き出しました。
 
踊り集団のおじさん、おばさんたちも追随して歩き出します。
 
そして今までどこにいたのか分かりませんが、キレイな服に身を包んだ子供たちが、シャー満太郎の前を歩き出しました。
 
まとめますと、最前列にキレイな服の子供たち、その後ろの2列目にバースデイケーキ的なものを持つシャー満太郎、左側にはお泊まりしている家の叔父さん、その後ろに踊り集団、さらにその後ろにジャンジカ拡声器とエレキギターおよびパーカッション軍団になります。
 
こんな感じです↓

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このシャー満太郎は、急にパレードの主役になってしまった混乱と緊張で、反復横飛び3000往復したぐらいの汗ダクダク。
 
今、写真を見て発見したんですが、右側に長い草を持つ人と、後ろに傘をシャー満太郎がにかざしている人がいたんですね、緊張で気づきませんでした。
 
そして道を歩くにつれ、町の人が飛び込み参加しているのか、踊り集団の人数がドンドン増えていきます。
 
しばらく歩いた様子が、こんな感じです↓

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もう人があふれてきて、シャー満太郎もどこにいるのかわからない状態ですね。
 
みんな楽しそう何よりですが、シャー満太郎は誰も知り合いが居ない超アウェイですから、超緊張で取組後のインタビューをしている力士のように汗ダクダクです。
 
さて、シャー満太郎が汗ダクダク行進を続けているころ、うちの嫁っ子は何をしてたかというと
 
こんな写真や

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こんな写真や

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こんな写真を

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プロのカメラマンさんに撮ってもらってました。
 
アイドル気分か~い!
 
はたして、このシャー満太郎の行進はいつまで続くのか、そして嫁っ子の撮影は無事に終わるのか、次回につづきます。 
 

 

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